見えているのに見えていない
惑星の楕円軌道を発見したのは、ケプラーだけれど、なぜ発見できたのかという話は示唆があって面白い。
当時の科学の常識は、惑星は円を描いて運行しているというものだった。惑星観測のデータの中には円運動を前提にすると誤差があった。普通の科学者はそれを誤差とした。ところがケプラーは、その誤差にこだわった。こだわってこだわって、とうとう楕円軌道を見つけた。たぶん、当時の科学者も誤差には気付いていた。でも見なかったことにしていた。
見えているのに見えていない。
なぜか、ここで私は、オカルトのことを考える。
火星の動画にゴキブリが映っている。
遠い空の彼方でダイソン球を作っている。
地球のどこかで、未確認飛行物体が飛んでいる。
でも、
見えているのに見えていない
そんな人もいる。
でも、
そこにこだわっている
そんな人もいる。
なんてことを いま 考えている。