東京百舌

二枚舌ならぬ百枚舌です。適当なこと言います。人が言わないことを言うのが努力目標です。言いっ放しです。あしからず。

ちゃぷちゃぷ豊洲市場

 写真のように、もともと水位が上がりやすい?or 水はけが悪い豊洲市場で、水を抜いていけば、下だか横だか、から汚染物質が吸い上げられてくるのではないのだろうか?

上記記事には、

東京都は土壌汚染対策費用を抑える目的で深度方向の調査を数メートルしか行っておらず(土壌汚染対策法では10mだが、それをやっていない)深部に汚染物質が残されており、潮の満ち引きに伴う地下水位の変動でも再汚染が考えられる

だとか

東京都はしらばくれているが、実は豊洲新市場を分断する道路(補助315号)の下は高濃度汚染が処理もされずに放置されているのである。

だとか

しかも地下水は取水口へと流れている。

だとか 書かれている。(取水口については、後述)

下の図、左に小さく「日常維持する水位AP+1.8m」とある。つまり豊洲新市場では深部の汚染物質が上昇する可能性があるので、周りを「遮水壁」で囲み、永久にポンプで水を汲み出して地下水位を保つ計画なのである。

とも書かれているが、現実に、建物の底に水がたまっていて、汲み出す必要があるのなら、土壌処理をしていない下のほうから、もしくは土壌処理をしていない横のほうから、汚染水を引き寄せることになるのではないだろうか?


ほかにも

当初は東京都は業界に「豊洲新市場では汚染の問題があるので、(生簀(いけす)用の)濾過海水施設を作る場合、取水口を沖合に設置しなければならず難しい」旨の説明をしていた。ところが業界が真水から人工海水を作る試算をしたところ、現在の50倍の金額となり暗礁に乗り上げた。

業界は東京都の責任で濾過海水施設の設置を求めたが、都は全く動こうとしない。業を煮やした業界がやむなく自前でやることになった

しかも地下水は(濾過海水施設の)取水口へと流れている。

 と書かれている。


最悪の展開は、移転した後に、汚染濃度が上がって、生簀(いけす)の海水施設でも"若干"汚染が残ってしまうというケースではないだろうか?都は、「ただちには、健康に影響は無い。」と言い、「見てください。魚たちは生き生きしています!」と安全性をアピールする。そんな展開にはならないだろうか?

ちなみに水銀に汚染された水俣湾は、人が魚を捕らなくなって(汚染で捕ることができなくなって)魚たちの楽園になったそうだし、中国では、運搬されて弱った魚がいる生簀(いけす)に、アメリカ・カナダなどが禁止した薬物「マラカイト・グリーン」を入れて魚を元気にし、「活きがいいですよ」とばかりに客に売るのだそうだ。それがまた、「マラカイト・グリーン」を使うと魚自体も口当たりが良くおいしくなるのだそうだ。

もしかしたら、汚染物質の影響で魚が活性化するかも知れない。おいしくなるかも知れない。

こうして、問題が起きても、問題ないということにして観光客にも、豊洲自慢のおいしい魚で"おもてなし"をするのだろう。


2017年1月問題が起きた。問題なのに、問題がなかったことにしようとする動きが、すでに出始めているような気がする。↓