東京百舌

二枚舌ならぬ百枚舌です。適当なこと言います。人が言わないことを言うのが努力目標です。言いっ放しです。あしからず。

中高生の読解力テスト、解けなかった言い訳

リーディングスキルテストの「二つの文章の異同」を調べるテストにおいて、 

1.和牛が人気の牛肉や、和食ブームを反映した緑茶や日本酒などは好調だ。

2.和食ブームを反映した日本酒や緑茶、和牛が人気の牛肉などは好調だ。

が、異なるか、同じか、で話題です。

 

youichirou 基本同意なんだけど、同じ立場のABCがあるとして、「AとBならびにC」という意味で「AやB、C」と書かれることがあると思う私としては、「和食ブーム」がかかる範囲が1と2で異なると読めなくもないか、と思ったりはした。

 

 croissant2003 「通常、読点は言葉と言葉の関連を区切るために使われます」←日本語の読点に厳密な使い方が決まっているの? もしそうであればぜひソースを。(煽りとかでなく単に知りたい)

 

など、勉強になる意見がみられます。

ちなみに私は間違えたほうで、「和食ブームを反映した」が「和牛」以下にかかると見た言い訳を言えば、

 「和食ブームを反映した和牛が人気の牛肉などは好調だ」が成り立つと思ったからです。
これは、
「和食ブームを反映した日本酒が人気のお酒などは好調だ」
「和食ブームを反映した緑茶が人気の飲料などは好調だ」
という文章と同様に成り立つと思ったからです。

それで、和牛は和食ブームと関係するのかしないのかの判断もできないので、というより、和牛も「和」と強調しているので和食系に使うのだろうと思って、

「和食ブームを反映した」が「和牛」以下にかかると見てしまいました。

 

私には、読解力が無いのかも知れません。
新井紀子教授のツイート

リーディングスキルテストは項目応答理論を用い、問題の難易度を受検者の能力値を測るように設計されています。そのため、問題は再利用されますので、一部の問題しか公開することができません。PISATOEFLや知能テストと同様です。

「問題の難易度を受検者の能力値を測るように設計されています」でこんがらがりますから。
こういうのが、さらっと読めるのが読解力の高い人なのでしょうね。