東京百舌

二枚舌ならぬ百枚舌です。適当なこと言います。人が言わないことを言うのが努力目標です。言いっ放しです。あしからず。

人の死体の集まり と 猪の死体の山 と オレンジの皮の山 と

最近、家の中に蟻が出ます。
ケーキを食べたあとの包み紙に蟻がついています。
夏真っ盛りのころは、アボガドを食べた後のタネや皮に蛆が出ます。
あるとき、アボガドのタネが脈打っているように見えて、それ(蛆)に初めて気が付いたときは衝撃でした。

 

昆虫って、そういった過剰な栄養分を探し出すのが上手いと思います。

 

において、

 人類の活動は地球の環境に大きな影響を及ぼしているが、人間は死んだ後も地球環境に影響を及ぼすという調査結果が発表された。

人間の遺体は多くの場合墓地に葬られることとなるが、その遺体からはさまざまな成分が土壌に流出する。そのため、墓地周辺の土壌の成分がほかの場所と異なるものになってしまうという。これらの成分は動植物などに必須なものが多いため、逆にほかの場所で生命にとって必須な成分が希薄になるという可能性がある。

 と書かれていましたが、こういう時、昆虫が栄養分の分散の役割を果たすのだろうなと、私は適当に想像していました。

だから『動物の大量死で何が起こる?イノシシ3トンで実験』という記事を読む前に思ったのは、蛆がわいて、栄養を分散させていくのだろうなあ。と思っていました。


読んでみて、分かりました。始めのほうは想像通りだったのですが、私の理解は少し違ったようです。分散にも限度があるようです。


昆虫はどこまで栄養分の分散や拡散に貢献するのでしょうか?

 

1990年代半ば、あるジュース企業がコスタリカの荒れ果てた牧草地にトラック1,000台分のオレンジの皮を廃棄した。これが長い年月を経て緑豊かな森が再生させたのである。

なんて記事を読むと、それなりに貢献しているようです。ただ、この記事では、昆虫が貢献しているとは、書いておらず、もっと複数の生き物が関わっている可能性があります。

そして思います。
日本は食料輸入大国で、世界の栄養分を狭い地域に集めていますが、例えば窒素成分は、どうやって処理しているのでしょうか?
その量は、とても大量で、しかも海をへだてていて、簡単には分散しないでしょう。
日本人は、日本の科学者は、この栄養分のかたよりをどう世界に還元させようとしているのでしょうか?

始めにあった、『人類は死体になってもなお地球に悪影響を与える』では、「逆にほかの場所で生命にとって必須な成分が希薄になるという可能性がある。」と注意をうながしていましたが、それで言えば、食料を輸入しまくっている日本などは、「地球に悪影響」を与えまくりでしょう。

なぜに、日本の科学者は、これを問題提起しないのでしょうか?