東京百舌

二枚舌ならぬ百枚舌です。適当なこと言います。人が言わないことを言うのが努力目標です。言いっ放しです。あしからず。

企業がリーディングスキルテストを使い始めるかも

リーディングスキルテストが2018年8月から一般受験できるようになる。
そして、企業が使い始める可能性がある。

個人受験も検討中だそうな。五千円だそうな。


こうなると、事前に個人受験をする大学生が増える可能性がある。

そして、人生でたった一度の大学卒業時の就職チャンスをものにすべく、
「答えを丸暗記する暴挙」に出る大学生も出てくるのではないだろうか?

この場合テスト結果に「とても早い判断をしています。一般人よりも文章を理解するスピードが早く、かつ、文章を読み返すことなく高い精度で答えを見つけています」「極めて有能。上位5パーセント」などと、あえて持ち上げたことを書いておいたほうがよいのではないだろうか。
そのほうが目立って、逆に不正をした人物を特定しやすいのではないだろうか。

それと、

企業がリーディングスキルテストを使い始めて数年経てば、
業務成績との相関も見えてくるのではないだろうか?

「○○業務の募集には、リーディングスキルは関係無いよね」
リーディングスキルは、□□の能力を持ち合わせないと、”宝の持ち腐れ”だよね」
なんて言われるようになるかも知れない。

また、勝手な要望としては、
企業はリーディングスキルの上位者から採用したいと思うだろうから、
できれば、できればであるが、テスト採点者のほうで、おおよその最低ラインを提示してはもらえないだろうか。

このままでは、どの企業も上位者から採用しようとするので、中にはオーバースペックな事態も起こると思われる。


つまり、例えるのなら、
「自動車を200キロで乗り回す能力もいいけど、うちは、時速40キロで運転できれば問題ないよ」というように、
「味覚や嗅覚が鋭いのはいいけど、うちは、ファーストフードだからね」というように、(この例えで伝わりますか?)
どうしても高いリーディングスキルが必要な職種と、そこそこのリーディングスキルで足りる職種があるのに、
低いリーディングスキルで足りる職場が、高いリーディングスキルの人をとりあえず採用することで起こる不幸があるのではないかと危惧している。

なんだか、どこの企業も良く分かってないから、とりあえず、上位者から採用しようとして、ミスマッチが起こる可能性を心配している。

だから、「このレベル以上だと問題ありません」だとか「この業種にはこのあたりで十分です」のようなマップが提示されていたほうが良いように思う。

そんなことを思いながら、気にかけている昨今である。