なぜ、痛み止めはドーピングではないのだろう?
オリンピックで、
羽生選手が痛み止めを打って頑張ったって話で思ったのだけど、
なぜ、痛み止めはドーピングではないのだろう?
一般的に「薬を使って競技力を高めること」が「ドーピング」の定義らしい。
薬以外にも、自分の血液を冷凍保存しておき、試合の直前に再び体内に入れて、酸素運搬能力を高める「血液ドーピング」や、「遺伝子ドーピング」といったものもあるらしい。
で、なんだけども、
「痛み止め」は競技力を高めるものなのではないだろうか?
内村航平選手はリオ五輪に出発する会見でドーピングについての見解を聞かれ、「興奮剤でつり輪の技術が上がることはない」と語っていたそうだ。
ならば「痛み止め」は?
技術に関係するのでは?
技術に関係無ければ原則禁止でもいいのでは?
マラソンでも、一部の痛み止めの薬は、ドーピングでは無いらしい。
競技によって違いがある?
こうなると、針は?灸は?電気刺激は?となってくるのだけども、それはどうなのだろうか?
選手の体の安全を第一に考えるなら、使用後の安全性が確認できるのなら「血液ドーピング」は許されても良いように思う。
極寒の地におけるコートの着用許可のようなものである。
でも、「痛み止め」は体の酷使を前提としているから禁止にしたほうが、選手の体を守れるのではないだろうか。
ただ本当に選手の体の安全を第一に考えるなら、
大会運営も考える必要がある。
ある限度を超えた環境(吹雪や酷暑、強風)になったときには、試合の開催を遅らせるだとか、延期するだとか、中止するだとか、
そういった柔軟な大会運営が必要になってくるはず。
http://npb.jp/anti-doping/chapter1.html
http://number.bunshun.jp/articles/-/826118?page=3