東京百舌

二枚舌ならぬ百枚舌です。適当なこと言います。人が言わないことを言うのが努力目標です。言いっ放しです。あしからず。

新しいことを覚えるのが苦手な人間

headlines.yahoo.co.jp

「スーパーの自動支払機はお年寄りに残酷すぎる」
これ、最近、新しい機械にまごついているお年寄りを見たばかりだから心が痛んだ。

一部のスーパーでは、完全に自動支払機となっているが、
スーパーの中には、従来通り人が対応する支払場所を残しているところもある。
だから、ほとんど問題は出ないとは思っているけれども、疎外感は持つとは思う。

もしも、遠くまで行けないお年寄りにとっての近くのスーパーが完全に自動支払機になっていたら辛いと思う。
店員さんは、助けてくれるだろう。
けれども、毎回自分だけ助けてもらっていると億劫になってくると思う。自尊心の問題でもある。


それに、

自動支払機が辛いお年寄りにとっては、これ、シャドーワークになるのではないだろうか。


私の親戚には、
メールができない人がいる。
メールができて、Windows2000のときはパソコンもしていたのに、Windows8になってからパソコンから離れた人もいる。古いパソコンは壊れてしまって、新しいパソコンになったら操作が分からず、沢山の本は買ってきたのだけども、放置されている。「する」とは言っている。本人には「本当はできる」という自負もあるのだと思う。けれどしていない。他にすることがあって忙しいからできないのだと言っている。たぶん、新しいことを覚えるのが辛いのだ。本人は絶対に認めないけども。私だってあの人ができない姿を認めたくはないのだけども。

 

私も新しいことを覚えるのが苦手な人間だ。

ただ、スーパーには適応しているので、この記事を読むまでは大したこととは考えていなかった。

スーパーは、今のところ問題は無いが、いつか私も辛くなってくると思う。

いったい私の親戚たちはどうしているのだろう。


お年寄りにとっては、
スーパーごとに払い方が違うのも辛いと思う。

これは、スーパーがライフラインだからこそ問題という話である。
ライフラインでの入出力はお年寄りにも、見た目では分からない障害を持った人にも優しくある必要がある。

 

今後、「孤独な老人が新しいシステムに対応できないことから健康を害する」などという事件が起きないことを願っている。