人生100年時代での「かわいい」の功罪
10代でかわいいと言われても、それは、人生の四分の一だけの話。
20代できれいと言われても、それは、人生の三分の一だけの話。
美魔女と言われても、それは、人生の半分の話。
そこに自分の価値を見いだしている人は、残りの人生をどうやって過ごす?
ある問題を起こした女優さんについて、「彼女は10代でデビューして、10代のころはかわいいとみんなにチヤホヤされていたのが、20代で言われなくなってきて、・・・」なんて記事を読むと、
相手に対して言う「かわいい」という言葉が無責任にも思えてしまう。
確かに、若いころの一時期は、その言葉で自信を持つことができるのかも知れないが。
これは、男性に対する「かっこいい」も同じだと思う。
『やり抜く力 GRIT(グリット)』というのがある。
子供を育てるときには、頭の良いことを誉めるのではなく、その子の努力を誉めたほうが良いのだそうだ。
人生100年時代では、
生まれ持ったものでは無く、勝ち取った後のものでもなく、
獲得していく努力の過程を誉めたほうが良いのかも知れない。
ついつい「かわいい」を言いたくなる自身に自戒を込めて。