東京百舌

二枚舌ならぬ百枚舌です。適当なこと言います。人が言わないことを言うのが努力目標です。言いっ放しです。あしからず。

フクシマと腐海

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へのコメントで

非常に不謹慎だが、ナウシカ腐海を思わせた。植物の生命力ってすごいなあ。そして、原発事故は絶対に忘れてはいけないな、と思った。

というのが、あった。

元々、腐海の誕生のキッカケが、水銀汚染された水俣湾だったという話があって、
当時、水俣病有機水銀で汚染された魚介類を捕れなくなった水俣湾には、人が魚を捕らないので、魚や牡蠣が増えて、人にとっては、毒の海なのだけども、生命感にあふれて、
そういったことを宮崎駿が知ったときに、腐海のイメージができあがったという話を読んだことがあって、
だから、このコメントは、宮崎駿の感覚と近いと思う。

チェルノブイリもそうだけど、生き物が多ければ、人も住めるというわけでも無いし、
たぶん短命系の生き物が生命を謳歌しているのだと思う。

汚染がある地域では、長期間生きると、影響が出てくるのではないだろうか?水俣では、毒がたまって、ネコも苦しんだのだし。

先ほど「長期間生きると、影響が出てくるのではないだろうか」と書いたけれど、もしかしたら「長期間そこで世代として生きると、影響が出てくるのではないだろうか」とも考えられる。

汚染がある地域では、外から生命が次々と入ってきて、豊かな自然に見えるかも知れないけども、長期間の生命サイクルをそこで回すと、影響が出てきて、脱落していき、抜けたところに、また、外から生命が次々と入ってきて、全体として見ると生命感にあふれて見えているだけかも知れない。

水俣などの化学汚染がある地域では、ネコが魚を食べて水俣病を発症して脱落していっても、外から見れば、ネコたちが多くいて、ネコたちの楽園で、生命感にあふれて見えたかも知れない。

放射能などの汚染がある地域では、長期間そこで世代交代している内に、遺伝子が傷ついてきて、脱落していったとしても、外から次々に入ってくるので、全体としては生命感にあふれて見えるかも知れない。

もし、福島で脱走した、牛や馬や豚が、一時繁栄したのに消えてしまったら、そういうことだと思う。
もう一度、送り込んでも、また、消えてしまったら、確実に、そういうことだと思う。

ただ、家畜たちが去勢されていたら子孫が残せないだろうから、滅びを待つだけで、消えても当たり前で、汚染の影響か区別はつきにくいかも知れない。