東京百舌

二枚舌ならぬ百枚舌です。適当なこと言います。人が言わないことを言うのが努力目標です。言いっ放しです。あしからず。

人工人類誕生の経緯

●数学と進化
数学の考え方と、人の感覚にズレが出ることがある。
例えば、確立を使って、馬券や株で勝負すると、勝ち負け込みでトータルで勝利するという数学的な考え方に対して、人の感覚が出てくると、負けが数回続くと、間違えているように思えて方向を変えてしまう場合がある。

2倍2倍で増えていくという数学的な考え方も、人の感覚とズレたりしている。最後のほうの加速を人は見誤り、「まだ、半分もいっていないし大丈夫だろう」ととらえてしまう。

昔の人類であれば、こういった数学的な感覚は必要なかったのであろう。
こういうのが必要になったのは、人類が地球に影響を与えるほどの存在になったことと関係する。

●もはやドラゴンは怖くない
人類の文明科学が発展して、もはやドラゴンは怖くなくなった。
別にミサイルを使わなくとも、人が持てる武器でもドラゴンを倒せるものは いくらでもある。
だから、この今の時代に描かれるモンスターは、かなり強力だ。現実離れした怪物を出さないと、空想の世界においても怪物に居場所は無い。

●欲と人類
今や、あらゆる欲は、その歯止めなく、欲するままに手に入れられるようになった。
甘いもの、高カロリー、酒、タバコ、麻薬、・・・、そういった一定量を超えると、体が悪くなるもの、もしかしたら一定量に関係無く体を蝕むものも、欲しいままに手に入れられる。

動物であったころの人類にとって、欲に歯止めはいらなかった。食べれるときに食べれば良かったし、平均寿命も今の半分以下だった。

だが、今は、違う。人類は自らの欲をコントロールする必要が出てきた。ブレーキのついていない人類に、ブレーキを取り付ける必要が出てきた。

●人類の進化
ある程度までの進化は、環境への適応で進めれたが、
あるところからは、人類が自ら、自分の遺伝子に手を加えて、急激に進化していくのかも知れない。
ここでいう進化とは、IQとか運動能力とか寿命とか、その時点で認識できる最良の遺伝子を取り入れた人類が作られるという話である。

今の人類は、密閉された部屋で、火を起こし、火薬や毒を使おうとしているようなものである。すでに、地球は汚染され始めている。すでに、現代文明の気候への影響も一般人にすら感じられるレベルになってきている。今の科学を人類は扱いきれていない。
そのため、欲を制御し、今の科学が及ぼす影響を理解できる人類の数が増える必要がある。自然に任せるとそのスピードは遅いので、遺伝子操作か、その他の何かか、科学的な取り組みが必要になってくるのではなかろうか?

ただ、初期のそういった遺伝子を操作された人類は、今の遺伝子操作の技術が未熟なので、後戻りできない欠陥を抱える可能性がある。分かるころには手遅れで、その分かるころというのも、数百年後になるのかも知れない。
だから、オリジナル人類は常に残しておいたほうが良い。

そうなると、オリジナル人類に自分の家系を入れたがる政治家や富裕層も出てくるのではなかろうか。そして一方で、とんがった遺伝子操作をした人物を自分の家系から出して、世界に関わろうとするのではなかろうか。

●最後に
酒が好きで、ギャンブルが好きで、身を持ち崩す人を我々は、バカにできない。
彼らと我々の間に大した違いなどはない。