読解力によって、リーディングスキルテストの結果説明は変わるのだろうか?
8月20日から、一般にもリーディングスキルテストが解放される。
学校に限らず、塾や企業もこれを取り入れる可能性がある。
ところで、このリーディングスキルテスト。
テスト結果に工夫はあるのだろうか?
「係り受け」や「推論」「同義判定」などの言葉の意味が分かる人にも分からない人にも、同じ言葉を使うのだろうか?
また、
「係り受け」「照応」「同義判定」の点数の高い人にも低い人にも同じような文章で説明するのだろうか?
人と人が話すとき、自分と相手の理解度が違うことがままある。
「シンギュラリティがね・・・」「シンギュラリティって何?」
「ジロウを食べたいなあ」「何?食べたいほど好きな人いるの?」
私が、『リーディングスキルテストの簡単な説明』という文章を書いたのも、
あるとき、
「学校で “来週、リーディングスキルテストというものをやります” と先生から言われた生徒がネットで調べようと思ったときに、私の下手な長文なんて読みたくはないよね」
と思ったから。
対象によって、語彙や文法は変える必要があって、
たぶんそれは、私より、リーディングスキルテストに携わっている人のほうが理解していることと思う。
それで、相手の読解力によって、どれくらいのパターンの説明文を用意しているのだろうか?
気になる。
そうでないと、せっかくリーディングスキルテストを受けて、結果を受け取ってもその内容が理解できず、活かされようが無い。
リーディングスキルテストを依頼した側にも、読解力に違いがある。
結果を受け取っても、その文章を理解できなければ、「お、おう」となるだけで、
活用できないのではないだろうか?
できれば、依頼者側もリーディングスキルテストを受ける必要がある。
もしも、テスト結果の説明が理解不能であれば、
「リーディングスキルテスト? ウチもやってみたことがあるけれど、あれは役に立たないね」「どうやって活かしたらいいのか分からないし」「とりあえず、点数が高けりゃ良いんだろうなって感じ」「そんな感じ」
なんて言われることになりかねない。
リーディングスキルテストの作成者は読解力のプロなのだから、私がこんなことを考えるのは杞憂なのだろうけども。。。
追記
落語に行くと、お客さんを見て笑いの解像度を変えている。
だれひとり落ちこぼれること無く笑えるように
さりげなく笑いどころを解説したりして
ああいうスキルが説明する者には必要となってくるのだと思う。