キャビテーション気泡の部分的な崩壊はトナカイでも起こるのか?
好きか嫌いかはさておき、非常によく耳にする指の関節音については、指の全ての関節を鳴らせるわけではないこと、一度鳴らした関節については20分待たないと鳴らせないことなどが、過去の研究で立証されていた。
これに関して、
エコール・ポリテクニークのアブドゥル・バラカト(Abdul Barakat)教授は「指関節を鳴らした時に生じる音の原因は、関節内の液体中にあるキャビテーション気泡の部分的な崩壊だ」と説明する。
これは本当なのか?
ならば、トナカイはどうか?
動物園で見るトナカイは「コキ、コキ」と、ポキポキとほぼ同じ感じな音をたてて歩いているけど。
動物園で聞いていると、そんなに関節を鳴らして大丈夫かと心配になってくるけど。
旭山動物園のトナカイの説明では、こんなふうに書かれている。
トナカイが歩くときに、「コキ、コキ」と小さな音が聞こえます。これは、指をポキポキと鳴らすくせのある人がいますが、それと同じ現象と当園では考えます。
http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/zoo/library/lib_tonakai.html
トナカイは、人の指の関節のように20分など待っていない。
ならば、トナカイの「コキ、コキ」は?
「キャビテーション気泡の部分的な崩壊」とやらは連続で起こるものなのかを聞いてみたい。
指の関節がポキッと鳴る原因は、科学者を100年以上悩ませたそうだが、では連続して鳴るトナカイはどうなのか?