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東京百舌

二枚舌ならぬ百枚舌です。適当なこと言います。人が言わないことを言うのが努力目標です。言いっ放しです。あしからず。

日本は四度おいしい北京ダック

日経ビジネスオンラインの正月記事

で、福島香織さんがこんなことを書いています。

 日本に関していえば、中国の官僚たちの間では、もともと「日本北京ダック説」という言い回しがあるそうだ。北京ダックは一匹のアヒルを三度違う食べ方で楽しめる。皮は味噌とネギで餅(ビン)に巻いて食べ、肉はもやしと炒めて食べ、骨はスープにする。

 同様に、日本も北京ダックのように三度おいしい。歴史問題を持ち出せば共産党の執政党としての正当性を補強でき、領土問題を持ち出せば愛国心によって党内・国内が団結できる。経済が悪化すれば、真っ先に経済・技術協力を申し出てくれるのは日本。北京ダックのように無駄なく利用し尽くせる国、それが日本だ。
 ここにきて、さらに日本というライバルを意識することで、自らのソフトパワーに磨きをかけ、軍拡の原動力にも利用できるという“四度目の食べ方”を発見した、ということだろう。

「真っ先に経済・技術協力を申し出てくれるのは日本。」これ、ロシアにとっても“おいしい”国ということですよね。

“四度目の食べ方”に関しては、これ(↓)も、その分類に入ると思います。

本来の記事内容とは関係性が無く、外れた感想となっているのですが、正月記事に対してそんな感想を持った元日でした。

RSTとは? もしくは リーディングスキルテストとは?

どなたかの役に立つために書いています。

 

なぜ、話題なのか?

RSTによって、公立の中学生の
ほぼ半数の生徒が、教科書の内容が分からず、

2割の生徒は、そもそも文章そのものが読めていない

ことが明らかになってしまったからです。(予備調査において)



RST(リーディングスキルテスト)とは
RST(リーディングスキルテスト)とは、)とは、中高生を対象とした読解能力のテストで、
教科書や新聞、マニュアルや契約書などのドキュメントの意味および意図を、どれほど迅速かつ正確に読み取ることができるかの能力を測定するために国立情報学研究所(NII)社会共有知研究センターが考案したテストです。
※ NII社会共有知研究センター長は、新井紀子氏

 

RSTの特徴
このテストは、問題文の中に答えが書かれているのが特徴です。
文章をきちんと読むことができれば、そのことに関する知識がなくても解けるようになっています。
(※7)

 

RST(リーディングスキルテスト)の詳しい説明
リーディングスキルテストは、日常生活での経験や伝聞、小学校における学びから得られると考えられる範囲の知識および常識を前提とした上で、作問されています。
出題文は主として検定済みの中学、高校の教科書から採っています(国語と英語を除く)。一部、辞書から採ったものやNII社会共有知研究センターで独自に作成したものも含んでいます 。

現時点でのリーディングスキルテストは、11のプロセスが互いに連携しながら学習者の読解行動を支えているという仮説に立脚し、それらのプロセスが正しく行われているかをチェックするものとして設計されています。また、 問題を解く上では、問題が出題文のどの箇所を問うているかを認識するための「記号列の同一性を識別する能力」が備わっていることが、(11のプロセス以外にも)さらに必要となります。
現時点と書いたのは、今後、新しい知見の発見と共に考え方が変わる可能性があるからです。

11のプロセスとは以下の通りです。
1.文節に正しく区切る。(例:私は学校に行く。→私は/学校に/行く。)
2.係り受けの構造を正しく認識する。(例:美しい水車小屋の乙女。→美しいのは「乙女」である)
3.述語項構造や接続詞を正しく解析する。(「誰が」「何を」「どうした」のような構造を正しく認識する)
4.照応関係を正しく認識する。(例:私はハンカチを落とした。それを彼は拾った。→「それ」は「ハンカチ」である)
5.日常生活での経験や伝聞から得られる常識と、小学校における学び等から得た知識と、簡単な論理推論によって、未知の用語の意味を実世界に関する知識の中に位置づける。(語レベルのマッピング
6.日常生活での経験や伝聞から得られる常識と、小学校における学び等から得た知識と、簡単な論理推論によって、未知の関係や概念の意味を実世界に関する知識の中に位置づける。(文構造レベルのマッピング
7.既存の知識と新たに得られた知識に対して、論理推論を働かすことにより、実世界に関するさらなる知識を獲得する。
8.得られた多くの情報間の重要度を適切に付与する。特に、与えられた観点において、また問題解決の上で必要な情報を適切に取捨選択する。
9.同様のことを、図やグラフ等、ほかの論理的表象手段についても実行できる。
10.テキストと図やグラフで表していることの同一性を実世界の意味を介してチェックすることができる。
11.以上の各処理において誤りがないかをメタな視点からモニタリングして修正する。
詳細は『リーディングスキルテストで測る読解力とは』を読んでください。

 

RSTの所要時間
RSTの所要時間は、テスト版では20分程度。最終的には10~15分程度で計測できるようにするつもりのようです。
(※2)

背景
 Webから分かる事実関係は後半以降に書くとして前半は、ザックリと推理力と洞察力を駆使して説明したいと思います。以下、ご覧ください。「推理力って、イコール妄想のことだろ?そんな説明はいらない」というかたは、後半からご覧ください。

前半

第一段階 元々の兆候は、1990年代始めからありました。「あれれ?最近の大学新入生の学力って低下しているんじゃない?」

それから数年後、
1996年に「大学基礎教育アンケート調査」を行なったところ、
特に数学を理解するために必要な論理的思考力の低下や、抽象的な概念を理解することの困難を指摘する意見が多く出ました。
また、自分で考えることに消極的でパターン化された解法に頼る傾向や、知識に対する意欲の低下、問題を最後まで考え続ける忍耐力の低下なども指摘されました。
さらに、数学だけではなく、すべての学問の基礎として必要な日本語の読解力・表現力の低下について言及する回答者まで少なからずいました。
2000年を過ぎると、「入学試験や一年生の期末試験における数学の答案にまったく意味の通じないものが増え、どう対処したらよいか当惑している」という声も出始めました。
「どうしよう。大学生から、論理的文章を理解する力、論理を組み立てて表現する力が失われつつあるんじゃないの?」

第二段階 2011年に「(人工知能)東ロボくん」プロジェクト始動。人工知能東ロボくんは、東大合格を目指します。
同じ時期に、「大学生数学基本調査」も行いました。人工知能には難しいと言われる「意味がわかって考える」ことや「問題解決」などがどの程度できるか調べたかったからです。全国約50の大学の協力の元、6千人の大学1年生に数学の問題を5問出し、解答を調査をしました。すると、調査対象の大学生の三分の一が「平均」の意味を理解していないことなど、がわかりました。
「大学生ダメじゃん」「困ったなあ」

 第三段階 東ロボくんは論述問題が苦手です。「ならば、コンピューターと人間が手を取り合えば最強なんじゃない?」と、複数の進学校で、日本史教科書を自由に検索できる状況のもと、論述式の問題にどれくらい正しく答えられるかの調査をしました。すると、小論述でも正答率は半分以下、大論述になると歯が立たないという結果が出てしまいました。「あちゃ~、エリート、ダメじゃん」「コンピューター使いこなせて無いじゃん」

第四段階 東ロボくんの解答は、「世界史を理解しようともせず、ただ教科書を丸暗記して部分点を狙ってくる受験生の答案に似ている」と、採点をした人に言われていました。「ならば、本物の高校生たちは、どのように答えているのかな?」「第三段階で、論述問題がダメだったけど、そもそも論述問題を答える以前に、問題文自体を正しく読み取れているのかな?」と、今度は、1つの進学校の中高生に、教科書の読み取りにくい長文を提示して、それについて正しく読み取れているかの調査をしました。すると、約2割が誤答でした。誤答の理由を分析したところ「東ロボくんと同じ仕組みでの誤答」が目立ちました。「エリート、ダメじゃん文章を読み取れてないじゃん」「文章を理解せずにテクニックで対応しているんじゃないの?」「東ロボくんと同じで、理解できていない人いるじゃん」

第五段階 「エリートのはずの進学校で、読み取りにくい文章を読めていない生徒が2割もいたんだよね」「では、その2割の生徒は、簡単な文章なら読み取れるの?」「進学校でも、ロボット形式で読んでいる生徒がいるのであれば、普通の学校はどうなっているの?」「そもそも読めるって何?読解力って何?」「読解力って何かを定義して、テストを作って中高生の基礎能力を調査してみよう」
すると、公立中学では、ほぼ半分の生徒が、教科書の内容を読めておらず、約2割の生徒は、基礎的な読解力すら無いことが分かりました。
同時に進学校と普通校との間に読解力の差があることも分かりました。

第六段階 「軽く調査してみたらスゴイことになっている」「読解力の無い生徒が想像以上に多い」「なぜ、読解力が無いのかも分からない」「これだとAIに負ける」「それどころか勉強もできやしない」「英語?プログラミング?それ以前に、そもそも日本語を理解できていない」「生徒達の読解力向上が最優先課題だ」 今この段階です。

どうやら「大学生」→「進学校の高校生」→「進学校の中高生」→「普通校の中高生」と来ているようです。単純に考えると、このままだと次は「小学生」、そして「現役世代(=一般人)」になりそうな予感がします。

 後半
まず、RSTは、2011年に始まり2016年に終わった「(人工知能)東ロボくん」プロジェクトと関係しています。

RSTは「東ロボ」プロジェクトで中高生に実施したテストの発展系です。(※6)

「東ロボ」プロジェクトが終了した理由は、「AIは意味を理解しないまま、テクニカルに問題を解いて合格判定を獲得したが、英語の長文読解や物理の問題文の意味は理解できなかった。このままでは抜本的な成績向上は望めない。」と言ったものでした。
その時点での、東ロボくんの成績は、
センター試験模試「進研模試(ベネッセ)」において、「MARCH」「関関同立」などの難関私立大学の学科で合格可能性80%以上という結果を出し、
東大の2次試験を想定した論述式模試「東大入試プレ(代々木ゼミナール)」の理系数学でも偏差値76.2という記録を出しています。
その結果、高校生の8割がAI(東ロボ)に、敗れました。
そういった中で、「文章の意味を理解できない東ロボよりも、得点の低い高校生」の存在が問題視されるようになったようです。

これは、2015年11月14日、朝日新聞サイトに載った『「東ロボくん」研究の教授コメント 「人間、頑張れ!」』ですでに取り上げられています。

 東ロボくんの(「東大入試実戦模試」の)答案を採点した予備校の先生は、「世界史を理解しようともせず、ただ教科書を丸暗記して部分点を狙ってくる受験生の答案に似ている」と喝破した。つまり、東ロボくんのような答案を書いて入学している受験生が相当数存在するのである。東大を始めとする難関大学にとって不幸なのは、どれほど丁寧な入試をしても、それに応えることができる受験生が減り続けているということだろう。


そういった中で、このままだと、

・中高校生が説明文を読めないまま、AIと似た問題解決をし続けた場合、2030年には、労働力不足と失業の問題が同時に起こる。

そのため

・教育改革の優先順位を科学的につける必要があるのではないか。
  小学校からの英語・プログラミング、中学校における基本的読解力の定着のどちらのほうが優先順位が高いか

(※5)
こういった経緯の中で、リーディングスキルテストが出てきたようです。

AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?』では、以下のように書かれています。

現段階のAIにとって、文章の意味を理解することは、不可能に近い。

しかし同時に、疑問に思ったことがある。

「文章の意味を理解できない東ロボよりも、得点の低い高校生がいるのは、どういうことだ?」
「この高校生たちは、文章の意味を理解できているのだろうか?」
「義務教育で、教科書の文章を読める力は本当についているのだろうか?」
私たちは、子どもたちが「読める」ことを大前提に話してしまう。
だから「わからない」と言う子に対して、大人たちは「ちゃんと読め」と言う。
「ちゃんと読めばわかるはず」という前提、それだけの読解力は備わっているという前提がある。
しかし、そもそも「読めて」いないのだとしたら?
どれだけ「ちゃんと」読んでもわからない。
社会が得意、算数が苦手という以前に、読めているかどうかを見る必要があるのではないか、と思うに至った。

ただ、どの時点でそう思ったのか、どの時点でリーディングスキルテストの開発を始めたのか、その際どのような議論があったのか等は、不明です。

先のページでは、

簡単に言うと、
小中学校の教科書に出ている知識だけを使い、
6分野のテストを行って、読解力を見る。
AIが比較的得意な3つの分野と、不得意な3つの分野だ。
AIが不得意なのは「推論」「イメージ」「具体例」の3分野。

と書かれています。ちなみに、AIが比較的得意な3つの読解力は不明です。

 

日経新聞2016/03/30ではこのようなインタビュー内容が掲載されています。

――上位層の読解力は落ちていないのでは。

  「東ロボくんは昨年、東大実践模試も受けた。世界史の配点26点の論述問題では9点を獲得し、平均の4.3点を上回った。答案に意味不明なところも多かっ たのに人より良かったのは、人も相当おかしなことを書いていたためと想像される。トップクラスの生徒の言語運用能力は落ちていないという想定は間違ってい ると思う

また、『東ロボくんの"苦手分野"を克服する|教育マルチメディア|教育家庭新聞』では、以下のような やり取りが掲載されています。

「言葉の重なりや文の長さが似ている『正誤判定問題』は、AIにとって難しい。『一単語』だけ異なる文章は、オーバーラップで判断すると、同じ意味であると判断してしまう。同義文判定や小論文も、絶望的に難しい」

その理由は「一切意味を理解していない」から。

ではなぜ、意味を理解できない「人工『無能』」が人間を凌駕したのか‐‐なぜ、意味を理解していなくても、受験生の上位2割の偏差値を獲得できるのか。

そこで新井氏は「中高校生は、入試問題や教科書の意味を正しく読めているのだろうか。読み取れていないのではないか」と考え、ある進学校(中学生計580 名、高校生計640名)を対象に、紙面あるいはタブレットで調査を実施。教科書に掲載されている、読み取りにくい長文を提示して、それについて正しく読み 取れているか否かを検証した。

すると、約2割が誤答であった。誤答の理由も分析したところ「東ロボと同じ仕組みでの誤答」が目立ったという。

これにより、優秀といわれている生徒であっても、「キーワード検索のように迅速に処理して文章あるいは相手の意図を誤解する場合がある」という傾向が明らかになった。

 この記事は2016年4月11日のものです。どうやら、こういった調査の中から、より基本的な読解能力をテストする必要が出てきて、RSTができてきたものと推測されます。

RSTの結果(予備調査 段階)

大まかにまとめると、

公立の中学生の

5割が、教科書の内容を読み取れておらず、

2割は、基礎的な読解もできていない

ことが分かっています。

進学校ではこれより良い結果が出ています。

3割が、教科書の内容を読み取れておらず、

5分(0.5割)は、基礎的な読解もできていない

詳細は、以下の通り

2015度に実施した予備調査では、
2の係り受け解析の問題において「ほとんど解けない可能性がある生徒」の割合は公立中学校で約20%、
4の照応解析の問題も約20%、
7の論理的推論では50%を超えました。

一方、受験を経て入学した県立の中高一貫校では、
2の係り受け解析の問題において「ほとんど解けない可能性がある生徒」の割合は約5%、
4の照応解析の問題は約4%、
7の論理的推論では約30%
と、公立中学校の結果との間に明らかな差が見られました。

(※1)

 

 ちなみに一般人を対象にしたものは、
「読売グローバル教育フォーラム」において6問のRSTを約650名の来場者に実施したものがあります。このとき、ほとんどの問題が6割以上(最高は85.1%)の正答率だったそうです。ただし、「~ように」「~ような」などのことばを使ってたとえる“直喩”が用いられている文章を選ぶ問題の正答率は、14.7%しかなかったそうです。これは、テストの時間が三分間で、一問三十秒で解かなければならない制約があったためかも知れません。

(※7)

 

読解能力に関わるもの

これまでの調査から、読解力に大きく関係するのはの量」「ワーキングメモリー(同時にいろいろなことができる力)」

(※3)

ワーキングメモリーの簡単なテストは下記でできます。

ワーキングメモリーの鍛え方は下記をご覧ください。

 

読解能力が低い理由

読解能力が低い理由は分かっていません。
読書が好きでも、塾に通っていても、教科書を理解できたと思っていても、読解能力が低い生徒がいました。性別も関係ありません。学年が上がっても読解能力は低いままです。少数のサンプリングながら大人でもかなり間違えるので、年代に関係無いかも知れません。

新聞を家でとっているかは関係しているようです。

一方、進学校の生徒では読解能力に高い結果が出ました。これは小学校高学年での読解能力の高さが、勉強や合格に影響を与えたのだと考えられます。

これらは、あくまで予備調査段階の結果ですので、今後 、問題の精査などで 変動する可能性があります。

何が読解力の低さにつながっているかについて、またその差がもたらす結果について、今後さらに調査を行います。

(※1、3)


問題サンプル

アミラーゼという酵素グルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。
セルロースは(  )と形が違う。
 
Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。
Alexandraの愛称は(  )である。

※答えを知りたいかたは、後の『問題内容』のリンクから探してください。先にご自分の解答をメモしておくことをおすすめします。

 

問題内容
リーディングスキルテストの実例と結果
に具体例が出ています。
また、
AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?(湯浅誠) - 個人 - Yahoo!ニュース

AIが大学入試を突破する時代に求められる人材育成
にも具体例が出ています。


RST活動を通して目指すもの

中学を卒業するまでには、全員が教科書レベルの文章を「読める」ようにしたい。

AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?(湯浅誠) - 個人 - Yahoo!ニュース』より

 

RST実施組織と活動内容
中学卒業時点において、すべての生徒が教科書 を正確に読める力をつけていることを目指し、教育に関わる企業・団体などと共同 で産学連携の「教育のための科学研究所」準備協議会を2016年7月に設置し、以下の活動をすることになっています。

  1. 生徒が教科書の内容を正確に読み取れる力を測る「RST」を企画・実施し、テスト結果のデータに基づいて「なぜ読めないのか」という理由を分析
  2. 読解力の高低に関する要因の特定、診断方法の開発等を通じて欠けた部分を補う教育方法を考案し、読解力向上に向けて活動
  3. 「RST」の実施結果に関するデータベース等の作成 および 開発支援

参加企業・法人は以下の通り

上記の企業・団体に加えて、株式会社野村総合研究所 未来創発センターが協賛

今後の予定
高校生を対象とするリーディングスキルテストを2017年2月に実施予定
読解力の向上に向けた対応策について(国立教育政策研究所)』より
(「2月予定」を間違えて解釈していました。資料が2015年のものでしたので、2016年2月の誤りでした。)

50万人の試験データ収集を目標にしており、「タブレットを使った計測に参加できる中学・高校はぜひ連絡を」(2016年4月11日)
東ロボくんの"苦手分野"を克服する|教育マルチメディア|教育家庭新聞』より

 

2018年度から本調査に入ります。
東ロボくんの挫折に学べ  | 朝日学生新聞社 ジュニア朝日』より


企業の採用でもRSTが使われる可能性

一般企業の中にも、就活における適性検査に、このテストを採用しようとする動きが表れ始めている。

急速に普及する可能性がある。

 『AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?(湯浅誠) - 個人 - Yahoo!ニュース』より

 

RST以外の試み

RST以前にも複数の進学校に協力を得て高校生の能力を測る試みはしていたようです。

 ところで、私たちは人工知能を開発することと並行して、どれくらい人間は人工知能をうまく使いこなすことができるかに関する調査も実施している。

そのひとつが、日本史教科書を自由に検索できる状況の中で、高校生は論述式の問題にどれくらい正しく答えられるか、という調査である。
複数の進学校に協力を得て実施した結果、小論述でも正答率は半分以下、大論述になると歯が立たないという結果が出た。

悲しいことに、日本史を高校で選択したか否かは、正答率に何ら影響を与えなかった。スマートフォンやSNSを日常的に使いこなしているようにみえる高校生だが、該当箇所をうまく検索できず、仮に該当ページが表示されても、どこが答えとして適切な箇所か判断ができなかったのである。

『「東ロボくん」研究の教授コメント 「人間、頑張れ!」』より、

高校生に与えられた問題とは、『東大の地理歴史の問題』のようなものだったのかも知れません。


また、「大学生数学基本調査」も2011年に行っています。

2011年の4-5月に2つのプロジェクト、「ロボットは東大に入れるか」と「大学生数学基本調査」を行いました。全国の約50の大学にご協力をいただき、6千人の大学1年生に数学の問題を5問出し、解答を調査しました。人工知能には難しいと言われる「意味がわかって考える」ことや「問題解決」などがどの程度できるか調べた結果、調査対象の大学生の三分の一が「平均」の意味を理解していないことなどがわかったのです。「困ったな」と思いました。

『Educo(エデュコ)2016年初夏号(No.40)』巻頭インタビューより

 

読解能力の問題を放っておくとどうなるか?

中高校生が説明文を読めないまま、AIと似た問題解決をし続けた場合、人工知能導入により、全世界の雇用の半分、約20億人の雇用が消えると予測されている2030年には、労働力不足と失業の問題が同時に起こる

だから2020年までに教科書を読める子供を育てたい。
(※2、4,5)
 

今、子供の親にできること

RSTの調査はまだ予備の段階なので、読解能力が低い理由は不明です。

そういった中で、同時に行ったアンケートの結果、読解力の高さと「読書が好きか」「塾に通っているか」「性別」には関係性が見られなかたものの、「新聞を家でとっている」には関係性が見られました。(※3)

また、進学校の生徒では読解能力に高い結果が出ています。(※1)

 

進学校に進む子供には小学生の内から小学生新聞を読ませている親がいることを考えると、小学生新聞は効果があるのかも知れません。費用は月々1,769~500円です。

小学生新聞から入って一般の新聞を読めるようになるのが理想だと思います。どちらも塾に通うより費用が少なくて済みます。それでも高いと思われるのであれば、毎週日曜にでも160円を出してコンビニで新聞を買えば良いと思います。ただ親が新聞を読まないのに子供にだけ読ませるのであれば、やはり無理があると思いますので、親子で一緒に読まれてはどうでしょうか?

小学生新聞を使った学習方法は下記ページが参考になります。

小学校以前のお子さんであれば、下記を読んで、語彙力を意識すれば良いと思います。
語彙力は小学校に上がる時点で9年分(9歳分)の開きができるそうです。

 

RSTの他の意味
・リセット
・Representative Selection Tournament
・三相電源の各相(RST)
・reStructuredText
・Respiratory Support Team(呼吸サポートチーム)
・Roudosyo Safety and health education Trainer(労働省方式現場監督者安全衛生教育トレーナー)
リーディングスパンテスト(Reading Span Test)

 

以上です。

文章に誤認箇所がある場合、正しい情報とそのリンク先を教えてください。文章を随時直していきます(たぶん)。

 

資料

1.『リーディングスキルテストで測る読解力とは

2.『東ロボくんの"苦手分野"を克服する|教育マルチメディア|教育家庭新聞

3.『東ロボくんの挫折に学べ  | 朝日学生新聞社 ジュニア朝日

4.『Educo(エデュコ)2016年初夏号(No.40)』

5.『AIが大学入試を突破する時代に求められる人材育成

6.『人工知能に勝つには「読解力テスト」から!?

7.『パネルディスカッション : 読売グローバル教育フォーラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

8.『リーディングスキルテストの実例と結果

9.『AI研究者が問う ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?(湯浅誠) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

その他 関連資料

 

日常と非日常の同居 パラレルな話

すべての始まりはこの文章からだった。

戦争映画で空中戦や逃げ惑う人の描写はよくありますが、ぼーっと見つめる、見惚れると言う表現は珍しいと感じました。現実離れした物を目の当たりにすると別の印象をもつものだと言う事が分かりました。想像だけではこうなるだろうと思っていても実際はもっと別の印象を持つんでしょうね。
核兵器の爆発映像を見てもあの中に自分がいたらと思うと恐怖し、外から爆発を見ると綺麗と印象を持つかも知れない。実際綺麗と思える輝きと棘々しいキノコ雲に変化する様はあまりに非日常で何とも言えない感想しかなかった。
この映画からも同じように戦時中の市民は日常と非日常が同居していたんだな、それが戦争というものかと言う感想でした。

同じような体験を週末那覇航空祭で感じました。本土から遊びに行ったのですが、朝からガンガンと離陸するF-15戦闘機。これは航空祭のために飛んでいるのでは無く中国機へのスクランブル発進でした。航空祭で飛ぶ機数と同程度一杯飛び立って行きました。普通の航空祭ではけっして装着しない実弾のミサイルを積んで飛んでいっている様は正に非日常。なのに地上では実情を知ってか知らずかのんびり飛行機見物、屋台で焼きそば、泡盛とお祭りムードの平和な日常の祭り風景。いつもは危険な任務をこなしている戦闘機パイロットも航空祭担当は実になごやかにお客に接している。こんなに沢山飛んで行くのか?聞いたら最近はこれが普通ですとにこやかに言われ唖然。心のなかでは同僚の心配をしているかも知れないがおくびにもださない。この世界の片隅に入り込んだ複雑な気持ちでした。そしてこれが一般人の思う戦争なのかと思いました。すでに沖縄は戦争モードに突入しつつある現実を見て本土に帰った今頃恐怖しています。
(2016/12/12)

 
これは、『この世界の片隅に』の監督へのインタビュー『本来は、アニメは1人で作れるものです』の読者感想。日常と非日常の同居。印象深い読者感想だった。

それから数日後の朝日新聞(12/17)
この写真は何だと思われるだろうか?

f:id:mozutokyo:20161225175041j:plain

掲載されていた写真はもっと大きく、広い景色の中にこのオブジェが置かれている。新聞記事が福島の震災に関するものだったので、私は一目見て、震災を意味する何かの芸術作品かと思ってしまった。
だが違った。写真の説明にはこう書かれている。「震災時、避難者の車であふれた学校の校庭に、放射線量計を貼り付けた子どもと成人の人型の模型が置かれていた。研究機関の調査のためだという =福島浪江町

これも、日常と非日常。

そして、この記事での震災当時の話がまた、日常と非日常の同居が描かれている。

浪江町長の馬場有さん(68) (中略)午後1時、役場機能を津島支所に移すことに決めた。そこなら原発から30キロ離れている。政府の指示は10キロだったが、町民には20キロ以遠への避難を指示することにした。
馬場さんが役場を出発したのは午後3時。総務課長が庁舎に鍵をかけた。114号に入り、渋滞の列に加わった。30分後、馬場さんはドーンという音の響きを聞く。「ジェット機が落ちた感じというか。これはなんだ、と思って。窓開けてきょろきょろと周りを見回して」原発か、と思ったときにチエルノブイリの原発事故が頭に浮かんだ。避難指示を20キロ以遠にしてよかった、とも思った。第一原発1号機の爆発音だったとあとで知った。

神長倉豊隆さん(65) (中略) 防災無線を聞いたあと、いったん自宅に戻って、昼ごろ114号に入った。びっしりと並ぶ車列に加わり、ひたすら津島を目指した。「止まっては進んで。人が歩くスピードよりも遅かったかもしれません」
逆方向へ警察や消防、自衛隊の車両が走り去る。
「乗っている人は全面マスクに防護服です。サイレン鳴らしながら。まるで戦争映画でも見ている感じでした」

映画を連想した人はほかにもいる。津島地区の外れにある関場和代さん(58)の自宅は親戚ら25人の避難者であふれていた。家の前の114号は避難者の車が数珠つなぎ、反対車線を緊急車両が疾走していた。日常とかけ離れた光景に、関場さんは思う。これは悪い夢だ、自分は映画の中に入ってしまったのだ。「SF映画の中にスポッと入ってしまった感じです。そう、見るんじゃなくて、入つてしまったような。不思議な、変な雰囲気でした」

 

さらには作家、中島京子さんの「わたしの紙面批評」

秋から冬にかけて、もっとも注目して読んでいたのは、南スーダン特派員からの報告だった。現地の状況を伝える生々しい声が、国会での政府答弁の空虚さと無責任さを浮き上がらせた。
 10月10日の「時時刻刻」。8日現地を視察し、「(治安が)落ち着いていることを見ることができた」と語る稲田防衛相の言葉と笑顔の写真を載せる一方で、現地からの報告は「稲田防衛相が視察する直前の4~6日、ジュバに朝日新聞記者が入った。主要道を四輪駆動車で走ると、数分ごとに、兵士を満載した南スーダン政府軍の軍用卜ラックとすれ違った。兵士はいつでも発砲できるよう、自動小統の銃口を外側に向けて構えていた」と始まる。そして、稲田防霜が「衝突」と呼び変えた7月の首都ジュバでの政府軍と反政府軍の戦闘を、市民の言葉で伝えた。
 また、10月21日タ刊では一方の紛争当事者、反政府勢力のトップであるマシャル前副大統領の、「和平合意と統一政権は崩壊したと考えている」という言葉が記事になった。
 25日の「時時刻刻」には、「副大統領を解任されたマシャル氏は朝日新聞の取材に『ジュバを解放できるだけの十分な部隊を有している』と述べ、政府軍と戦闘を続ける姿勢を崩していない」と現地報告が載る。一方、国内では、駆けつけ警護の訓練を開始しつつ「相手の勢力が圧倒的に上回っている状況では、仮に国連に求められても駆けつけ警護はできない」と語る陸自幹部の苦渋の声を拾い、「情勢は比較的安定している」と語る菅官房長官の談話と、安倍首相の陸自訓練場での、「平和の守り神として、精強なる自衛隊を築き上げてほしい」というスピリチュアルな訓示が引かれた。

パラレルワールドのようにかみ合わない「南スーダン像」。これが、日本がいま直面している問題の本質だと感じさせられた。

 11月1日朝刊では「政府軍の兵士が、無関係な市民や援助関係者に残虐行為を行った疑いが浮上」と報じた。
3日朝刊では7月のジュバでの大規模戦闘の際に、国連施設が略奪の被害を受けたことに触れた。
4日は南スーダンの情報相自らが、政府軍と国連南スーダン派遣団(UNMISS)の平和維持活動(PKO)部隊との間でも一時、交戦があったと語ったと報じた。
 私の頭の中は、混乱状態である。南スーダン、危険すぎる。PKO 5原則の条件がとっくに崩れ去っているのは嫌というほど伝わった。自衛隊がやむなく戦闘に巻き込まれたとき、いったい誰が「敵」になるのだろう。「駆けつけ警護」以前に、早<自衛隊南スーダンから撤退させてもらいたい。
 それなのに、11月15日に政府はとうとう「駆けつけ警護」を付与。翌日の「時時刻刻」の現地報告は次のように伝えた。「ジュバで7月に大規模な戦闘が起きた際、自衛隊の宿営地の隣にあるビルでも、立てこもった反政府勢力と政府軍との激しい銃撃戦が2日間にわたって起きていた」
 自衛隊の新任務には、「共同防護」(宿営地が襲われた場合に他国のPKO要員と共に防衛する規定)が入った。一触即発の切迫した状況の中で、いや応な<発射される一発の銃弾が、何かを決定的に変えてしまうのではないかという危惧が胸を去らない。
 26日にはほかならぬPKO軍司令官代理の言葉として「和平合意が維持されているとは言えない」と報じた。
 国会では稲田防衛相の現地視察報告書が「黒塗り」で提出されている。新聞読者が現地の情報を知るには特派員の記事は重要だ。ころした記事の力が世論を動かし、一刻も早<、11月16日の社説が書いた「自衛隊の『出口戦略』」と「日本らしい貢献策」の検討を推し進めることを強く望むのだが。
 「駆けつけ警護」運用開始を報じる今月13日朝刊では、民族浄化と食糧危機が進行する凄惨な様子を伝えている。

 
これも、日常と非日常?なんと言ったらいいのだろう相反する説明が同じ新聞の中で展開されている。


今、一番のブラックな職場は自衛隊じゃないかと思えてくる。戦地じゃ無いと言い含めて戦地に人を送っている。「仕事は簡単な警護です」と言って、交戦地帯につれて行く。
ブラック企業の経営者にあたる人は、「平和の守り神として・・・」と働き手のやりがいを強調する。

実は、管理職も分かっている。だから「相手の勢力が圧倒的に上回っている状況では、仮に国連に求められても駆けつけ警護はできない」という幹部の言葉が載る。
そうか「相手の勢力が圧倒的に上回っている状況で」警護しろと言われているのか。

なぜかブラックな職場環境に対する不満は上がってこない。たぶん職場の規定でおおやけに文句が言えないのではないか?
これを読んでいるあなたなら、「平和の守り神として」やりがいのある、世界に貢献する警護の仕事をしたいと思うだろうか?「誇りのある警備の仕事です!」と誘われたら受けるだろうか?自分の子どもが選択する仕事として受け入れるだろうか?

こんなことに敏感になったのも、あの読者感想を読んでしまったからだ。

人口知能がスポーツを変える戦争を変える

2016年で衝撃的だったことのひとつに囲碁における人工知能の進化があった。
なにが衝撃的だったかと言うと、対戦相手も対局を解説するプロも人工知能「アルファ碁」の定石にとらわれない手を悪手だととらえていたのに、終わって見れば人工知能が勝っていた対戦があって、つまり、人の判断を人工知能が超えたということが衝撃的だった。

これがスポーツに応用されたらどうだろうと思う。
なんだか攻められていると思っていたら、結局勝ってしまったというパターンが定番のチームができるかも知れない。
このチームの練習風景は人工知能の指示に対して、人口知能の意図した通りに動くことを目的とする。選手の自主性は人工知能が許した範囲でのみ発揮を許される。それよりは、いかに人工知能の作戦通りに動けるかに重点が置かれる。
そして試合風景を見ても、どちらが優勢かはプロでさえも分からなくなる。

たとえば剣道の達人同士の試合の場合、動きがほとんど無い。素人が見ると何が何だか分からない。ああいう感じになるのかも知れないし、もっと不可解な動きになるのかも知れない。

いずれにせよ。素人は楽しめない。もしかすると、玄人も楽しめない。そんなスポーツの試合が、すぐそこまで来ているのかも知れない。

戦争はどうだろう、たとえば北方領土人工知能を使って、武力を使わずに、何が何だか相手が分からない内に、3000億円もの支援金だけをもらって、その分のお金で自国の領土をより堅牢にするようになるかも知れない。しかも相手国も納得する状況を作り出す荒技までやってのけるかも知れない。政治のプロが見ても、軍事のプロが見ても、何が起こっているのか分からない。これが戦争だと理解できない。いわんや一般民衆をや。ということが起きるのかも知れないし、すでに起きているのかも知れない。

そして、静かに見える尖閣諸島でも、実は、人工知能を用いて、日本人の出方を逐次入力しながら、駒が進んでいるのかも知れない。
政治のプロが見ても、軍事のプロが見ても、何が起こっているのか分からない。もしかしたら、何も起こってないようにさえ見える。進展が無いようにも見える。
こうなったとき、彼らプロは、これが戦争だと理解できない。いわんや・・・

「量は大事だな」という感慨からAIの話へ

ネットで情報収集するにあたり、気になった項目のメモをするようにしていたら、最近になってその傾向が見えてきた。正確には"少しだけ見えてきた"のだけど、
メモの量が多くて分ける必要が出たときに、今まで見えなかった興味の傾向が見えてきて、量というものは大事だなという感慨を持った。
飽きもせずよく同じようなページを見ているなと、我ながら呆れかえっている。


たぶんAIが見ていたら、私より先にこの傾向を発見するのだろう。
子供(大人でも)のスマホなりPCなりに常駐型のソフトを入れておけば、見ているWEBページを記録してサーバー問い合わせ、学習や興味の方向と関連語彙力、理解度などのバラツキをグラフで表示したりできるかも知れない。

だが、私が感慨深く思えたのは、自分で気が付いたからなのだ。私はこういうところがあったのか、と思えたからなのだ。今後AIが発達すれば、私の世代は「あれは、ゆっくりと自分に気付いていた最後の世代であった…」ということになるのかも知れない。これからは、AIがすべての人類の過保護で過干渉なママとなるのかも知れない。

新井教授は語彙量って言ってるの?(ほんとに?)

国際学力テスト  語彙不足に警鐘 読解力低下で専門家 (毎日新聞)
において、
東大入試に挑戦する人工知能(AI)「東ロボくん」を開発中の新井教授のコメントが紹介されています。

 要因として、新井教授は語彙量の不足を挙げる。世帯人数の減少に伴って家庭内で大人同士の会話が減り、活字離れで長文を読む機会が減ったことなどの環境の変化が背景にあるという。

 新井教授は「国語の授業で文学作品を読むだけでなく、論理的な文章をグラフや表と併せて読み解く作業も必要だ。教科の中身を見直す時期に来ているのではないか」と提言している。

 前半の語彙量についてだけ、言及させてください。
メディアのミスリードでは無く、本当に読解力と語彙量との関連が見つかっているのでしょうか?

語彙量に関しては、こんな話があります。

president.jp

佐藤久美子玉川大学大学院教授】例えば、小学校に入学する直前の幼稚園の年長さんたち約200人の語彙力を調べたことがあります。すると、6歳のお子さんで語彙力が一番高い子で、11歳レベルに匹敵するという子がいたんです。この年齢の語彙力だと「礼儀」とか「銀河」「浴室」「選挙」などが理解でき
ますが、驚いたのはその子は「蔵書」の意味までわかる。「蔵書はどれ?」と質問すると本棚の絵を指せます。

一方で、2歳児並みという子もいました。2歳児レベルですと、例えば「頭はどれ?」と聞いても、お人形を指せません。それから、「湯気はどれ?」と聞いてもヤカンから湯気が出ている絵を選べない。同じように「封筒はどれ?」「切手はどれ?」、こういう質問に答えることができません。わずか6歳までで、9歳分の幅がありました。

これを読むと分かるように、小学校に上がった時点で、語彙量に関しては、最大9年分の差ができているそうです。大きすぎる。
これ、幼稚園に通っている子供に対する調査だということは、幼稚園に行くことで語彙量が増えるわけでは無いということになります。
それに小学校の先生も語彙量に9年の幅のある子供たちに授業をするのは大変でしょう。どうしても語彙の少ない生徒に合わせるのではないでしょうか?語彙量のある生徒の能力が活かせないのは損失です。

語彙量だけで解決するとも思えないのですが、というか、語彙量である程度でも解決するのなら、それが本当なら、ただ覚えさえすれば良いので簡単なことだと考えています。
ですが、先の記事を読むと、小学校1年時で大きな格差があり、ただ覚えていくだけの語彙量ひとつ取っても、習熟度の違う生徒を教える教師を考えると難しいというのが現状のようです。

 

国民背番号制(マイナンバー)の、その先に

まず。まず金融資産との紐付けを行う。これは大事である。そしてあるときにこう宣言する。「紐付けされていないお金はボッシュートです!」
これで国にお金わんさかわんさか。である。だからこれは大事である(すぐに行わないのは富裕層のお金が海外に逃げるのを待ってくれているからである)。注意すべき点は、政治資金などは別である。ということである。


つぎに、思想検査。図書カードに紐付けて行う。国民がうるさく言えば今はやらない、図書カードは一端あきらめる。どうせ、後からいくらでも紐付けられる。テロでも起きれば、大ぴらに法律改を行い、改正時にちょろっといろいろ入れて過去の記録までさかのぼって参照できるようにする(それまでは秘密で行う)。


これからしたいこと。
マイナンバーを身分証や免許証・学生証・社員証と統合する。中身はスマホか専用機器で確認できるようにする。
マイナンバーを電子マネーや各種クレジットカード、銀行カードと統合する。他のカードは廃止する。
マイナンバーを保険証と統合し、各病院の診察カード、お薬カードと統合する。それらの記録もマイナンバー上で扱えるようにする。
マイナンバーの位置情報が分かるようにする(隠れ機能でもよい)。これで国民一人一人の場所が判明する。災害救助などに役立つ。
マイナンバーにセンサーを付ける(隠れ機能でもよい)。これで歩いている。走っている。止まっている。話している。などが分かる(ミリ秒単位の解析で会話をしているのかが分かる)。
マイナンバーを使ってネット投票ができるようにする。その内、投票は電子投票で統一する。これで支持政党が分かる(もちろん隠れ機能)。
入学試験もマイナンバーに情報が統合されるし、各種資格試験も同様となる。

 

そして起こること。
駅や夜道に警官が立っていて、マイナンバーを携帯しているか確かめだす。これを地道に地道に繰り返して、マイナンバーの常時携帯をうながす。
マイナンバーをかざすと、名前、性別、年齢、住所、社会的身分(所属する学校、会社など)、犯罪歴、特別待遇などが瞬時に分かるようになる。また要注意人物である場合も指示内容が表れる(例えばDVで判決が出てこの近くに来ちゃダメだとか)。

最終的に、マイナンバーが無いと生活ができないようにする。このマイナンバーに顔写真、特別待遇か否か、資格、本籍、家系、世帯情報、犯罪歴、健康情報、職歴、収入、貯蓄、借金、思想、性格検査、IQ、学歴、受賞歴、成績、テスト歴(模擬テスト含む)、受験歴、読書歴、趣味、嗜好、通話歴、会話歴、ネット履歴、購買記録、行動履歴、位置情報、支持政党、投票記録、遺伝子記録、病歴、入院歴、避妊歴、ありとあらゆる記録がためられていく、本人の覚えていないこと、忘れたこと、忘れたいことも永久に記録されていく、死んだ後も記録は残る。これらの情報を使って国民を管理できる。脅すこともできる。たとえば特定のスポーツ選手を勝たせたいと思った場合は、対戦相手の士気をそげばよいので、そのためにマイナンバー情報を活用する。
簡単に言うと、一億総重要人物、一億総監視対象、が実現する。未来永劫、記録が残っていく。現時点でも記録は未来永劫である。その記録が増えるだけである。


公務員試験では、これらの情報がいかされる。公務員試験を受ける際には、マイナンバー情報へのアクセスへの許可にサインを求められる(サインしなくても、裏でアクセスされているかもしれない)。
また、企業の採用にもこれらの情報がいかされる。

貯蓄の凍結にもマイナンバーが使われる。これは財政危機による国民財産の一時的凍結処置で、そうは言いながらも永久措置であることは皆うすうす分かっている。富裕層は政治献金をしているので、この措置から逃れることができる。表向きは能力ある者に逃げられないためとされる。献金問題がばれても起訴は
されずうやむやになる(あまりな展開になる)。

徴兵制にも活用される。スポーツのできる若者たちの中から、AIによって選別される。もしくはデモなどを起こしている人たちが対象とされる。拒否すると、マイナンバーを凍結される。富裕層は政治献金をしているので、(以下略)。

この制度に疑義を挟む者が出た場合、マイナンバーを使って、行動に制限をかける。
就職できない。金融機関が使えない。お金が借りれない。旅行ができない。社会的保障が受けれない。本を借りれない。図書館に入れない。公共機関に入れない。など、村八分処理が行える。ある意味、寺請制度の復活とも言えるし、管理国家の完成とも言える。

 

問題が発覚すれば、トカゲのしっぽ切りをすればよい。大臣が辞任してもよい。首相が辞任してもよい。でも、けっしてシステムは止めてはいけない。このシステムの利点と必要性をメディアや評論家や学校などを総動員して国民を教育・啓蒙する。

 

犯罪が起きたときは、位置情報から近くにいた人のマイナンバー情報を集めて、犯人を求める。もしくは犯人を決める。通話歴、ネットの記録で犯罪を匂わせていないか、思想信条、借金などから絞っていく。内容は捜査内容であること、個人情報であることを盾に外部には言わないで犯人だけ告げる。犯人が否認すれば、マイナンバー情報を使って脅す。これで折れなければ、マイナンバー情報を漏らして、世論を誘導する。このとき注意すべき点は、決して公式には漏らしてはいけない、責任は取りたくはない。だから、記者を使って漏らしていく。
さらにシステムが稼働すれば、犯罪を未然に防げるようになる。読書記録や音楽の嗜好やSNSの記録から犯罪者予備軍をAIを使ってあぶり出す。確率的犯罪者として検挙する。思想犯や反社会的集団が誰とつながっているか行動記録から割り出す。

確率的犯罪者のうち、検挙は行き過ぎだと思われそうな対象に対しては、マイナンバーを通じ、行動が制限される。首都圏に行こうとすると、なぜか切符が買えない。もしくは、尾行が入る。お酒を買おうとすると、「それは制限されています。」と言われ買えない。回避策として、他人のマイナンバーを使ったり、他人にお願いをしたことがばれると、犯罪として犯罪歴に加えられる。このとき、犯罪を助けた形になった者も、本人に気付かれない形で、犯罪歴として残される。
そのころの日本では、マイナンバーの貸し借り、電話の貸し借り、お金の貸し借りはなど、マイナンバー情報の精度が悪くなる行動は全て犯罪となっている。

 

ある政党が日本のトップになった場合、このシステムが使えれば、敵対する政党の支持者層を個人単位でつかむことができる。つぶすこともできる。

 

落とし穴もある。日頃はコンピューターに任せておけば犯罪が解決しているので、警察は足で稼ぐ能力が衰えてくる。なので、情報が無い外国人による犯罪には、今以上に弱くなる。集団で行動を起こされたら追えなくなる。

また、政治家、官僚、有名人などは対象外になるので(現状を見ると、そう判断できる)、これらの犯罪には効果が無い。だが、そもそも犯罪とは認定されないので、問題とは認識されない。

 

この制度は新しい変化も生み出す。日本にいる富裕層は、管理が厳しいと国籍を海外に移しだす。その上で、外国人として日本に住まう。このころには内国民待遇(National Treatment)が適用されるので、外国人であっても日本人と同じ権利で生活ができる。不自由は感じない。富裕層はある意味、アンタッチャブルとなり、これで、日本の支配者層ができあがる。それに伴い外国籍の選挙権運動および被選挙権運動が起こる。この運動はメディアや有識者の後押しもあり、政治家も積極的に働くので比較的早くに成立する。新しい制度の成立に伴い政治家の中にも外国籍が増え始める。また中国人などの外国籍の政治家も現れる。そして、彼ら彼女らの資産、および情報は、合法的に保護される(いますでにパナマだけど)。

また反対活動家なども多くが外国籍に移り始める。残ったのは逃れられない人たちで、日本国籍住民はネイティブジャパニーズと呼ばれる。彼らは日本人としての誇りをたたき込まれる一方、自己責任を徹底される。そのかわり日々の娯楽は用意されている。メディアはノーリスクの一攫千金を垂れ流して夢を持たせる。

 

意外に思うかも知れないけれど、、予算が予定より大きくなっても国民はゆるい(つまり相手にする必要は無い)。アンケートでは反対していても止めることができない(つまり相手にする必要は無い)。予定が狂っても、予定と違っても、進めることに同意する(東京を見ろ)。法律が焼け太りしても気付かない。
だから、最終形態への道は堅牢で計画は進行中である。

 

小説ネタとしてのメモφ(。_。*)

 

www.nikkei.com

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『現実は小説より奇なり』で追記していきます。

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最近では納税額や投資額、犯罪や規則違反による加点減点によって、個人の社会信用度をスコア化して差別化するシステムも導入されはじめている。
この新たな社会信用システムは2020年に完成される予定で、ブラックリスト入りした市民の名前をネットサイトで公開するといったことが既に一部都市で行われており、それを多くの市民は、中国人のモラルの低さはこのくらいしないと直らないと受け入れている。

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 総務省は、社長名での発行が必要な契約書や証明書をインターネット上で発行できるよう新たな制度を整備する。紙の書面では実務担当者が社長から預かった 「社印」を押して文書の有効性を確認するが、印鑑代わりにマイナンバーカードを使ってネット上で社長の委任を受けた担当者が電子書類を発行できるようにす る。20日召集の通常国会で関連法案の改正を目指す。(2017/1/15 2:00日本経済新聞 電子版)

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2016年分の確定申告から、医療費控除の申請にはマイナンバーの本人確認書類が必要になります。(All About 編集部

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