東京百舌

二枚舌ならぬ百枚舌です。適当なこと言います。人が言わないことを言うのが努力目標です。言いっ放しです。あしからず。

一億総白痴化は間違いだったのではないか?

大宅壮一が言ったとされる(本当は少し違うそうだが)一億総白痴化は間違いだったのではないだろうか?
一億総白痴であることがばれただけではないのか?
それはテレビが始まったことで、知識階級と庶民というものの垣根が外されて、見えなかったものが見えただけだったのではないだろうか?
ものを売るとなると、どうしても大勢を相手にすることになる。テレビが大衆を相手にすれば、読解能力の高い人より、低い人に合わせることになる。それが知識階級からすると白痴化にも見えたのであろう。
もちろん人は易きに流れるものだから、大宅壮一が嘆いた当時、テレビがあることで、本を読まなくなって、白痴化が進んだことも否定はできない。今日で言えば、スマホが増えて、本などの長文を読む人はますます減っているかも知れない。だから、そういった影響も否定するつもりはない。だが、はたして、テレビのせいだけであったのだろうか?

 

リーディングスキルテストで測る読解力とは』というものを読むと以下のように書かれている。


リーディングスキルが低い理由


RST(リーディングスキルテスト)と同時に実施したアンケートとの関係では、意外なことに「読書が好きかどうか」「(各科目の)教科書を理解できていると感じるか」「塾に通っているか」とは統計的に有意な関係は見当たりませんでした。また、 少数のサンプリング調査ながら、大人でもかなり間違えることから、年代による差もないかもしれません。

 

見えなかったものが、見えてきただけではないのだろうか?