東京百舌

二枚舌ならぬ百枚舌です。適当なこと言います。人が言わないことを言うのが努力目標です。言いっ放しです。あしからず。

ブロックチェーンを絶滅危惧種の保全に使う

よくわからないままに書く。
今話題のブロックチェーンって「動物の交配」「絶滅危惧種保全」に使えませんか?
大阪市 水道記念館で飼育のイタセンパラ"全滅"』のニュースが2018年の7月にあって、
「市はイタセンパラの譲渡先を探したが、飼育が難しいこともあって見つからなかった」
とあるんですが、これ、ネットで個人のマニアに配ってもよかったのでは?
絶滅するよりかはマシでしょう?
それで、ネットで配るときに、大まかにでもブロックチェーンで管理ができないものかと。
無理なんですかね?
定期的な遺伝子検査を行って、裏付けを取る必要はあるとは思いますけど。

いや、よくわかってないんですけど。

魚の交配履歴は難しいでしょうけども、種が絶滅するよりはマシでしょう。

NHKは、強制ライフラインである必要は無い

NHKの受信料を拒否したい人には積極的に対応すべし。というか、契約していなければ見れないようにするべき。
NHKは強制ライフラインである必要は無い。
それよりも、電気・水道・ガスが強制ライフラインであるべき。
これら3つは、止められると生きていけない。だからこそ、未払いでも強制的に使わせるべき。
電気未払いの場合は、NHKのテレビ、ついで、民法のテレビも見れなくして、電気を使わせないようにする。また、同時にNHK分の料金を電気料金に転用できるようにする。そういう仕組みにしていく必要があると思う。
夏の暑いとき、冬の寒いとき、ライフラインとして何が一番大事なのだろうか?
それは、少なくともNHKでは無い。

北方領土2島返還に「ルイジアナ・パーチェス」を想う

北方領土2島返還
甘いなあ。これで「ルイジアナ・パーチェス」のようなことが起こるかも知れないのに。
ロシアは、太平洋への足がかりが欲しいんでしょう。氷に邪魔されない不凍港が欲しいんでしょう。
日本が二島返還で満足すれば、今だってミサイルを持ち込んでいるのに、軍事化が強まる危険性が増すでしょう。少なくとも日本人に文句を言われることがなくなって、選択肢は増えるわけですよ。
南へ南へ、東へ東へ、の道が開けるわけですよ。
北方領土の交渉が進まないから、ロシアの南へ南へ、東へ東へ、の道が閉ざされているとも言えるわけですよ。

もしかして、ロシアが北海道に攻め込まないなんて信じていませんか?
百年単位 千年単位 で考えていますか?
その頃の日本の国力で大国ロシアを防げるとでも考えているのですか?

 

ルイジアナ・パーチェス」は、『日本語が亡びるとき』の中で、作者の水村美苗さんがフランスで公演したときの話に出てきます。
なぜ、フランス語が廃れて英語が国際標準になったのか?
そのキッカケはなんだったのか?
で、その話が出てきます。

 言うまでもなく、今、すべては変わってしまいました。
 いったい、いつこの運命が決まってしまったのか・・・・・・。
 一四九二年にコロンブスアメリカ大陸を発見したときは、何もまだ決まっていませんでした。一六二〇年にメイフラワー号にのったイギリスの清教徒アメリカ大陸にたどり着いたときも、何もまだ決まっていません。一七七六年にイギリスから独立してアメリカ合衆国ができたときですら、まだこうなる運命は決まっていなかったでしょう。こうなる運命は、ひょっとすると、皮肉なことに、フランスの英雄、ナポレオンの野心によって決まってしまったのかもしれません。少なくともほぼ決まってしまったのかもしれません。一八〇三年、ヨーロッパに帝国を広げていったフランスは、イギリス軍を牽制する軍資金を確保するため、北アメリカの中心部にもっていた領土を、アメリカ合衆国に売ってしまった。一エーカー 三セントという値段です。これが、今でもアメリカ人が笑みこぼさずには語れない「ルイジアナ・パーチェス」です。当時まだ大西洋側に小さくかたまっていた合衆国は、「ルイジアナ・パーチェス」によって一挙に倍の領地を、西へ西へと太平洋まで増やしていくことができたのです。

 

これを見て書きたくなって。

 

百田尚樹をなめてはいけない

百田尚樹『日本国紀』が話題である。
はてなを通して見ていると、その内容にツッコミが入っている。

百田尚樹『日本国紀』よんでみた:ロマン優光連載122 - ブッチNEWS

とか

『日本国紀』の参照文献がWikipediaであることの考証:百田尚樹氏と有本香氏の豹変を中心に | 論壇net

とか

【日本コピペ紀】Wikipediaとの類似表現報告まとめ【日の丸すら】 | 論壇net

とか

ところで、
少し話は変わるが、

【フェイクニュースを超えて】 SNSのうわさのせいで焼き殺され、メキシコの小さな町で - BBCニュース

というのがあった。

これらを見ていて思うのは、最近読んだ以下の記事

business.nikkeibp.co.jp

 

私たちは、オンライン上のナイフ(=武器)を作ってしまったのです。
(略)
 バノン氏は、これを防御ではなく、攻撃目的の武器として使用しました。私はこのことが非常に問題だと感じました。特に、研究室で行われた実験用の動画を見ると、実験の初めには普通だった人たちが、終わる頃には人種差別的なスローガンを、あたかも普通のこととしてわめき散らしていました。

 

2016年米大統領選の結果を見て、どう感じましたか。

 とても非現実的な光景でした。両者の関わりが公になる以前から、CA社はトランプ陣営と共に動いていたのです。当時、人々が「奇妙な語り口だ」としていた「壁を作れ!」や「(米政府の)どぶさらいをする!」また「闇の国家が人々から全てを取り上げており、みんなを監視している」などというスローガンは全て、CA社が初期の頃行なっていた研究から生まれたもので、鮮明に記憶しています。

 こうした報告はバノン氏に上げられ、彼からトランプ氏に渡されました。米国のニュースを見るのは、私には奇妙なことでした。なぜなら、世間はトランプ氏が言うことを笑ったり、「気が触れている」と評していました。こんな埒もないことを言って、勝つ道理がないと思われてもいました。

 私はそれを見ながら「いや、そうではない。もし、適切に標的とされれば、どれだけの人たちがトランプ支持に傾くかを、わかっていない」と思いました。(メディアなどが)トランプ氏や聴衆を馬鹿にすればするほど、(トランプ氏の発言を)好ましいと感じ、聴衆は(メディアから)自分も馬鹿にされていると感じ、トランプ攻撃が起こる度、彼の基盤がどんどん固まって行きました。攻撃は、トランプ氏を助けたのです。

 この事はとてももどかしく、私は民主党陣営に警告を試みました。しかし、ヒラリー陣営はあまりに自信に満ち、誰もトランプ氏の勝利を見抜く事は出来ませんでした。「違法で恐ろしく非道徳的なことをしているかもしれないが、どうせ勝たないのだから、問題はない」と言う態度でした。案の定、彼は当選しました。そこで初めて人々は驚愕したのです。

 

メキシコだろうと日本だろうと、適切に標的とされれば、それは大きな動きになるのではないだろうか。
初めには普通だった人たちが、終わる頃には人種差別的なスローガンを、あたかも普通のこととしてわめき散らすことも、受け入れなくなてはならない。

そんな馬鹿なと思うかも知れない。

でも最近話題になった記事にはこんなことが書いてあった。

www.news-postseven.com

OECDが「国際成人力調査PIAAC・ピアック)」というものを実施していて、その結果が実に興味深いんです。これは各国の国民がどんなスキルを持っているかを調べるもので、OECD加盟等24か国・地域の16~65歳の男女を対象に、「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」を調査したものです。
(中略)
(読解力について)
レベル2だと、「HPを見て、運営者に問い合わせるにはどうしたらよいですか?」といった質問です。そして、問い合わせ先を見つけられない人が日本で約3割、OECDの平均だと4割を超えています。

レベル3になると6割の人が答えられない。レベル3の問題は、たとえばHP上に本のリストがあって、その中からある特定の本の著者を探すというものです。
(略)
レベル4は、本のリストの中から、ある特定の主張に対して、「賛成でも反対でもなくいずれも信頼できないというスタンスのものを選べ」という問題です。これは、そこに書いてある解説を読めれば答えられるじゃないですか。でもそれができる人って、日本人で2割、世界で1割しかいないんです。

もう一度、言う。
メキシコだろうと日本だろうと、適切に標的とされれば、それは大きな動きになるのではないだろうか。



トランプ大統領を誕生させたCA社ほどではないにせよ

百田尚樹をなめてはいけない。

行方不明者とベンジャミン・バトン

この前、ある町(町か市)で行方不明者が出たそうだ。翌日朝、無事発見との町内放送が流れたそうなのだが、
この行方不明者、老人だったそうだ。
この話、始めに行方不明とだけ聞いて、子供の誘拐か、はたまた子供の迷子か、と思っていたのだが、ご老人の迷子であったらしい。


そういえば、以前、旅行をしている先で、施設内ではあったけども、顔写真入りの尋ね人の張り紙があって、それが老人だった。
それまで、この手の張り紙は「うちの猫を探しています」くらいしか見たことが無かったので衝撃だった。
たぶん、痴呆症なのだろう。

 

こんな話もある。
電車の中で、「あのう・・・」と老人から尋ねられて、「なんですか?」と聞いたら、「私はどこで降りればいいのですか?(私はどこに向かっているのですか?)」と言われた人がいたそうだ。
子供の迷子ならぬ、お年寄りの迷子である。
そのうち、お年寄りの神隠しが起こりそうである。というよりも、すでに尋ね人になっているお年寄りは現代の神隠しなのかも知れない。

 

現代だからこそ! 5歳で迷子になった女性が13年経て帰宅 | ワールド | for WOMAN | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

というのがあったが、こういった自宅と離れたいつもとは違う場所での迷子は、老人でも起こりそうではある。

 

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』では、子供の姿をした老人が描かれていた。
そう、子供と老人は似ていたりするのである。

映画以前にも、高野文子の『田辺のつる』というマンガもあった。内容は忘れたのだけども。
そう、子供と老人は似ていたりするのである。

キャビテーション気泡の部分的な崩壊はトナカイでも起こるのか?

www.afpbb.com

好きか嫌いかはさておき、非常によく耳にする指の関節音については、指の全ての関節を鳴らせるわけではないこと、一度鳴らした関節については20分待たないと鳴らせないことなどが、過去の研究で立証されていた。

これに関して、

エコール・ポリテクニークのアブドゥル・バラカト(Abdul Barakat)教授は「指関節を鳴らした時に生じる音の原因は、関節内の液体中にあるキャビテーション気泡の部分的な崩壊だ」と説明する。

これは本当なのか?
ならば、トナカイはどうか?

動物園で見るトナカイは「コキ、コキ」と、ポキポキとほぼ同じ感じな音をたてて歩いているけど。
動物園で聞いていると、そんなに関節を鳴らして大丈夫かと心配になってくるけど。


旭山動物園のトナカイの説明では、こんなふうに書かれている。

トナカイが歩くときに、「コキ、コキ」と小さな音が聞こえます。これは、指をポキポキと鳴らすくせのある人がいますが、それと同じ現象と当園では考えます。

http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/zoo/library/lib_tonakai.html

 

トナカイは、人の指の関節のように20分など待っていない。
ならば、トナカイの「コキ、コキ」は?
「キャビテーション気泡の部分的な崩壊」とやらは連続で起こるものなのかを聞いてみたい。

 

指の関節がポキッと鳴る原因は、科学者を100年以上悩ませたそうだが、では連続して鳴るトナカイはどうなのか?

技術の寄返逆説

技術って進むときに、どこかが反対に退いていることがあり。
つまり
技術って進むときに、当初は、何かを捨てて進むので、反対に退いているようになって。

 

つまり
CDができたときに、人が聴けない高低音を切り捨てた話なんか。

つまり
デジタル製版の初期に、版下の遊びができなくなった話なんか。

つまり
メールに写真を添付して楽しんでいたら、写真付き携帯が登場して、それで便利だなと使ったら、写真のサイズが小さくで楽しくなくなった話なんか。

つまり
最新のマネキンで、
映像をマネキンの顔に、マネキン内部に設置したプロジェクターを使って投影して、顔を表現して、
すでに不気味の谷は乗り越えたはずなのに、ちょっと違和感のあるマネキンになっている話なんか。

つまり
新しいガジェットがオモチャと評される話なんか。

 

さらに技術が進んでいくと、これらは解決されていく。捨ててきたものを再び拾って技術が前に進むこともできるようになる。

寄せては返す波のように

進行と後退を混ぜながら技術は進んでいく。

三歩進んでいるようでいて二歩下がっていることを繰り返しながら
技術は進んで行く。


つまり
寄返逆説(寄せては返すパラドックス、ナギサパラドックス)もしくは寄返矛盾と言えるものを孕みながら技術は進んで行く。